
ボタニカルアートの鉛筆デッサンって、シャープペンを使ってもいいのかな?

鉛筆じゃなくてもいいのかな?
答えは『両方使う』が正解です。
最初に使うのは、鉛筆です。
ボタニカルアートの鉛筆デッサン 描き始めのポイント
最初に鉛筆を使うには理由があります。
あまり筆圧をかけずに柔らかい線で全体像をとらえるためです。

鉛筆で全体像をとらえる
この段階で一番のポイントは、後から消しても紙に痕が残らない線を引くこと。
ですから、もちろん鉛筆の先は丸い方が良いです。
カッターなどで芯を粗削りしたものを使う人もいます。
3B,4Bなど柔らかいタッチで描ける芯だけでできたペンシルもあります。
全体像をとらえるために何を描けばいいのか。
具体的に次のようなものを描きます。
- 中心となる幹や茎の位置
- 枝の位置、本数、伸びる方向
- 葉の角度、大きさ 枚数
- 花やつぼみの位置、大きさ、向き
チェック!
このとき、よく初心者がやりがちな間違いは、枝や茎の先端に咲いている花から描いてしまうということ。
これは、あまりお勧めしません。なぜなら、レイアウト全体に影響がでてしまうため、最初から描き直しということにつながるからです。


例えばフリージア。
花から描き始めた例。
頭の部分が大きく強調されていてなんとなく安定感がありません。
美しく咲いた花を描きたかったのだけど、花が大きすぎたという例。

こちらは中心の花茎から描き始め、全体のバランスを見ながら花や葉を描いています。

こちらは花だけでなく葉も含め全体がバランスよく全体像をとらえています。

他にも、ご参考までに
・花の位置を真ん中に描いてしまったら、左右のスペースの空き具合が違ってしまった。
・上の方に咲いている花から描き始めたら、下の方に生えている大きな葉を描くスペースがなくなってしまったという失敗例もあります。
ボタニカルアートの鉛筆デッサンは、まずはメインとなる茎や幹から描き始めること。
そうは言っても、ボタニカルアートのレイアウトは色々とあります。
植物は個性溢れる姿をしており、その姿を描こうとすればおのずと構図も違ってきます。
茎の先や天辺にだけ花を付ける植物もあれば、枝分かれして茎と葉の間から沢山の花を付ける植物、垂れ下がる枝、下から上に花を咲かせる植物、上から順に花を咲かせる植物、小さくて無数の花を付ける植物・・冬には葉を全て落としてしまう植物・・・など色々です。
そこでタイプ別に鉛筆で描くボタニカルアートの全体像のとらえ方をまとめてみました。
タイプ1:基本タイプの手順
1)紙の中央辺りに位置するメインとなる茎や枝の線を引くことからスタート
↓
2)そこから派生する葉や枝、腋芽の伸びた茎の方向を示す線を描く
↓
3)葉の大きさ花の大きさを丸や楕円で位置決めをする。



タイプ2:横に伸びる枝を描きたいときの手順
植物によっては天に向かって真直ぐに伸びるものばかりではありません。
花や実の重みで枝が下向きに垂れ下がっている場合もあれば、横に伸びた木の枝の場合もあります。
そのような場合、あえて垂直に立った絵を描くのではなく、横から伸びた姿を描くことの方が自然です。
1)横から水平に伸びるメインの枝の位置を決める線を引く。
↓
2)そこから派生する葉や枝、目立つサイズの大きい実の位置、腋芽の伸びた茎の方向を描く
↓
3)葉の大きさ花の大きさを丸や楕円で位置決めをする。





タイプ3:地面から細い沢山の葉や花茎が出ている植物を描きたいときの手順
イチゴなどのように地面からたくさんの葉や花茎が出ている植物はどこから描き始めるのでしょうか。
大切なポイントは描きたい全体のイメージを始めから持つこと。
ここがボタニカルアートを楽しむ醍醐味ではないでしょうか。
風景画の中に描かれている植物のように全体の中の一つのモチーフとして描くのと違い、ボタニカルアートは、その植物が主役。
右から見たり、後ろから眺めてみて、一番素敵な姿、その植物の生き生きとした姿をとらえて描きたいという想いはタイプ1,2,も同じです。
ですがタイプ3のように同じような葉などが沢山地面から生える姿を描く場合は、多少レイアウトにも融通が利きます。
ただ、本来の生態を曲げてしまうような強烈な表現はボタニカルアートの範疇を超えてしまいますので、そこは気を付けてください。
あくまで、その植物の自然な姿を再現するということを念頭に置きながらの少し描きたいイメージを膨らますということです。
1)先ずは、植物をじっと見つめてください。
そうしますと特に力強く勢いのある太い葉柄を持つ葉や沢山の花のつぼみをつけている太い花茎に気が付きます。
反対に古くなって倒れてしまっている大きな葉があることにも気が付くかもしれません。
地面から出てきたばかりの葉の存在や毛むくじゃらの花茎も目にはいってくるかもしれませんね。
・勢いのある葉
・実の重みで少し倒れかかった葉柄や花茎
・実の大小
・色々と見えきます。
↓
2)どこを起点にしてどれくらいのボリュームで描くかイメージの線を引く。
↓
3)見えたものの中から数本をポイントになる葉や茎を選びます。
選んだ葉柄の線を方向がわかるよう引きます。
↓
4)周りに生える多くの葉の葉柄などの線も描き加えます。
↓
5)そこから派生する葉や枝、腋芽の伸びた茎の方向を示す線を描く。
↓
6)葉の大きさ花の大きさを丸や楕円で位置決めをする。

↑地面から生える起点を決めます。

↑全体のイメージを線で表してみる。

↑バランスをとる葉を描いてみる。



タイプ4:数本の枝を描きたいときの手順
ある植物の1年を通しての姿を表したい場合などは、一枚の画用紙の中に、花の時期の枝、実のなった枝、紅葉した葉の付いた枝など時期ごとの枝を描く場合もあります。
数本の枝を描く場合の方法を3つご紹介します。
方法1:別々に描いて後からレイアウトする場合
①各枝ごとのデッサンを別々に行い、個々にボタニカルアートの鉛筆デッサンを完成させます。
②それをコピーして、植物画をハサミで切り抜き、作成したい画用紙の上に並べてパズルのように自由に動かして配置を決めるという方法。
花の分解図や実の断面図、種、色々な大きさや色、形の葉の図を付け加えたい場合の配置決めにも、この方法を使うと切り取った物を動かすだけですから何度も試せて簡単です。
短所:個々に描いたデッサンは、他と組み合わせると微妙な角度の違いが違和感につながることがあります。
ですから若干修正が必要になります。

↑先ず個々に別々に鉛筆デッサン。



コピーして切り取って、色々と並べ替えてみましょう。
かなり多くのパターンがあることに気づきますよ!
方法2:デッサンを描き加えていくという方法。
例えば、冬の枝、花の時期の枝、実の時期の枝を描きたい場合。
予め大体の配置は決めてそのスペースを空けておくことになります。
越冬の時期、花の時期、実の時期など・・次々と画用紙の上に描き足していくイメージです。
短所:空けておいたスペースに入らない・・ということになることもあります。
そうなった場合は、若干であれば縮小することもあります。
但し、その植物の大きさの許容範囲と言える範囲内の縮小になります。
方法3:一度に準備できる色違いなどの場合
色違いや同時期に手に入れられる別の種類の植物を組み合わせてに描くブーケの場合は、一度に並べて描き始められます。




描いてみよう!鉛筆で線描きが上達する練習方法

ボタニカルアートを描きたいけど、鉛筆で線を描くのが苦手。

練習したらいいんじゃない・・?
「まずはやってみよう!」
まっさらな紙の上で柔らかい線が引けるのか。やってみる!
先ずは鉛筆で。
注意する点、初心者がやりがちな間違いは、描き始めのスタート点に力が入りすぎる。
筆圧をかけすぎて、本当は緩やかなカーブを表したいのに固いイメージになる。
濃く描きすぎて消しゴムで消すと痕が残って画用紙が汚くなってしまう。
上手く描けなかった人は次のことを試してみるとよいですよ。
- 鉛筆を持つ手に力が入っていないか?
- 肩が張っていないか、リラックスした気持ちで描いているか?
- 鉛筆を持っている手の周りに障害物が置いてないか?
上達を加速するボタニカルアートの線描き 練習方法STEP1(鉛筆)
まっすぐな線が引けるのか。描こうと思った角度の線が描けるのか。
必ず補助線を引いておくこと。
[準備するもの]
①練習のための図案(シート1)をA4サイズで7枚(一日1枚7日分)コピーしておく。
予め準備しておけば隙間時間にさっと取り出して、10分間で練習ができます。
シート1をダウンロードしたい方は以下からできます。

②先の丸い鉛筆。
※紙は折らないで、クリアファイルにでも入れてもください。
紙に折り目がない方が練習しやすいです。

↑真っすぐの線を予め引いておく。

↑まず補助線の上をなぞる。
はみ出さずに線が描けるまでやってみる

補助線のすぐ横に同じ線を描いてみよう。
↑そして筆圧をかけすぎないこと。


↑シート1
補助線を軸にして大小の形状、長短の線を描いてみる。
次に今線上をなぞった図案から5ミリ~1センチほどずらして同じように描いてみる。

同様に。


2週間目はこちら、シート2。
1枚目シートと同じくA4サイズを7枚ご用意ください。
最初のシートと同時進行で行ってもよいです。

同様に。
鉛筆レッスンはここまで。
毎日10分の練習で確実に線描きが上達します。
目安、まずは1週間続けてみましょう。
先の丸い鉛筆Bや2Bくらいの柔らかいを準備。
線の上から描き、はみ出さずに線が描けるまでやってみる。
↓
補助線のすぐ横に同じ線を描いてみよう。
そして筆圧をかけすぎないこと。
↓
補助線を軸にして大小の形状、長短の線を描いてみる。
次に今線上をなぞった図案から5ミリ~1センチほどずらして同じように描いてみる。
鉛筆書きのレッスンを1週間ほど行い、鉛筆が手になじんできた頃、次はシャープペンで練習を行います。
上達を加速するボタニカルアートの線描き 練習方法STEP2(シャープペン)
シャープペンで細部を書き込むための線描き練習が次の課題です。
注)必ず鉛筆での練習STEP1を終えてから行ってください。
次に一つ一つのパーツ(葉や花、茎など・・)の形を確かな線でとらえていく練習です。
この時点では、B又はHBの0.5シャープペンです。0.3は使いません。
STEP1で学んだ鉛筆描きの時よりも正確なフォームを形作るよう描いてみましょう。
シート3

- 膨らんでへこんで閉じる、そして先をとがらせるという動き。
- 枝の分岐を意識した線描き
- 葉の主脈をスムーズに描いてみる
- 花びらの柔らかい輪郭線を描いてみる
- 花びらの重なりを描いてみる。
3枚めシートも7枚ご用意ください。
仕事の合間に、昼休みに、音楽を聴きながら・・・
10分間ですから隙間時間に練習できます。
練習の仕方は以下です。
[準備するもの]
0.5mmのシャープペン
ここでの練習のポイントは、10分間の練習時間を集中すること。
ただし肩に力を入れず、心穏やかで始めます。
1)線の上から描き、はみ出さずに線が描けるまでやってみる。
↓
2)図案を見ながら別の紙に一つずつ描いてみる。
※一日10分を1週間続けてみましょう。

↑ 先ずは線の上から描く。はみ出さずに線が描けるか?

↑ 図案を見ながら別の紙に描いてみる。
ここまで来たら、あなたはかなり上達しているはずです。
鉛筆やシャープペンを握る力加減や滑らかな線が描ける、ボタニカルアートを描くための筋肉が手に程よく付いているはず。
自信をもってくださいね。
そして頑張った自分を褒めてあげてね。
3週間よく頑張った・・と。
上達を加速するボタニカルアートの線描き 練習方法STEP3(シャープペン)
さらに細かい部分(細脈・花脈・細かい鋸歯など)を描き込む練習です。
ここでは0.3mmのシャープペンを使います。
スティック状の消しゴム、カッターナイフでカットしたプラスチック消しゴムなども使います。
鉛筆や消しゴムなど道具に関しては☆この記事に詳しく描かれていますので参考にしてください。
シート4

練習方法はテーマ2と同じです。
但し今回は修正したいと思った箇所は、消しゴムで消して描き直してください。
上手く消しゴムが使えることも、ボタニカルアートの線描きが上手くなる秘訣です。
ここでも1日10分を1週間続けてみましょう。
[準備するもの]
0.3mmシャープペン
ここでの練習のポイントは、基本的にはSTEP3と同じ。
10分間の練習時間を集中すること。
肩に力を入れず、リラックスして始めます。
1)線の上から描き、はみ出さずに線が描けるまでやってみる。
↓
2)図案を見ながら別の紙に一つずつ描いてみる。
但し、生命線の方向に線を引くこと。
そして、上手く欠けなかった線は、消しゴムを使って描き直してください。
※消しゴムが上手く使えることも意識する。
一日10分を1週間続けてみましょう
※:生命線とは:水分や栄養分が地面から先端に行き渡る方向

まとめ
そろそろボタニカルアートの鉛筆デッサンの線描きに慣れて頃ではないでしょうか。
ここまで続けられた自分に誇りを持ってくださいね。
この線描きの練習は、シート1からシート4まで順にステップアップした内容です。
ですからわずかな時間の積み重ねではありますが、確実に力が付いていると思います。
植物は個性あふれる色々な形や模様、葉脈をしていますが、どのような形をしていてもそれは短い線の繋がったものなのです。
そう思えば、初めて見る形の植物であっても、それほど恐れることはありません。
それでは、今日はここまで。
あなたの上手くなりたいを応援しています。





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